『オアシス:スーパーソニック』を観に行った
Oasisのドキュメンタリー映画、『オアシス:スーパーソニック』を観に行った。
12月24日公開のため、観に行った人の感想を目にする機会も多く、しかも評判も上々で、前日からワクワクしてた(子供か)。
久しぶりに、映画館で観たなー。小さめのハコ劇場だったし、隣の人との距離も近くて、圧迫感があったけど、上映はじまったら全然気にならなかった。
真っ暗になるし、ライブのシーンだと、振動が伝わってきて、本当にライブみたいだなと感じた。
This is history!
映画は、ネブワースで始まり、ネブワースで終わる。
大勢の観客を俯瞰する空撮。人が豆粒みたいな大きさで、ギッシリと詰まった光景に、圧倒され、そして高揚が訪れる。
Oasisというバンドの、強大な存在感の象徴のようなシーン。
軌跡
この映画は、伝説となったネブワースでのライブまでの軌跡を描いたドキュメンタリー。
ノエル・リアムの生い立ち、バンド結成、レコード契約、そして英国を代表するロックバンドへ。
こうやって書くと、一気に駆け抜けたように見えるが、それはレコード契約後の話。実は、バンド結成から、二年経っている。
まず、リアムのヴォーカルとしての天性の素質。
そして、ノエルが加入して、彼の曲を演奏するようになったこと。
更に、そうなる運命だったかのように、偶然が重なり、アラン・マッギーがライブに来て、彼のレーベル「クリエイション・レコーズ」と契約。
必要な要素がすべて揃った時、彼らはスターになった。
一瞬たりとも、目を逸らせない
ライブ映像、レコーディング風景、楽屋での様子、元バンドメンバーや周囲の人(母・ペギー、長兄・ポールも参加)へのインタビュー、ノエル・リアムのコメントと盛りだくさん。
目に、耳に、焼き付けるように観た。
ライブ映像は、名曲ばかりだし、臨場感たっぷり。絶叫上映やればいいのに、って思った。
楽屋でふざけるリアムと、からかうノエル、といった、兄弟ならではのやりとりも観られ、緩む頬。真っ暗でよかったー。
雑誌やネットで、断片的にしか知らなかった情報が補足され、一本のストーリーになる。
レコーディング風景
印象的だった、レコーディングのエピソード。
- ノエルがリアムに曲を聴かせる
- リアムに歌詞を見せる
- リアムに歌わせる(一度聴いただけで覚えている)
- ノエルが気になった点を言う(一度聴いただけで曲全体について指摘)
- ノエルが「リアム、いいぞ」と言う
- リアムはレコーディング、ノエルはフットボールを観る
なんだ、この兄弟!
リアムは、子供の頃、大して勉強しなかったのに、成績が良かったらしいけれど、それも頷ける。
そして、ノエルもやはり、音楽の天才なのだなと実感。
ノエルの意志
最も、父親から虐待を受けていたノエル。
写真の中の彼は、人懐っこい笑顔を浮かべていた少年から、内向的な青年へと変わる。
ノエルは「振り返ったってしかたがない」と、コメントしている。
その声に、強い意志を感じた。
英語だから、声だけでは、意味が分からないはずなのに、彼の気持ちがしっかりと伝わってきた。
I need to be myself
最後は、私の好きな「The Masterplan」。
スクリーンを凝視して、身体に力が入っていたようで、変な歩き方で劇場を出た(笑)
ノエルの「Wonderwall」が聴けたのが嬉しかった。
この後カラオケに行ったんだけど、はじめて「Wonderwall」を歌った。
サビ以外歌えないから(語学力の問題で)、今まで歌わなかったんだけど(笑)
聴いたら、無性に歌いたくなった。
やっぱり、再結成してほしいなー!
ノエル派だし、「ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ」が悪いというわけではない。
でも、映画でOasisとしての彼らを見てしまうと、どうしてもね。
前に、願いごと手帖の話したけど、「syrup16g再結成」が叶ったんだから、「Oasis再結成」も叶わないかな。