「好き」ということ 私の恋愛・結婚観
結婚について
私の結婚願望の有無とは無関係に、そのテの話題をよく耳にする。
周囲の結婚、同年代の有名人の結婚、親や親戚からのプレッシャー、雑談、テレビ番組の話題。
お見合い結婚、あるいは交友関係が広く「友人の友人で…」みたいな場合を除き、ほとんどが周囲の人と結婚するのだろう。
「職場にいい人いないの?」は、結婚する気配のない子に対して、親がよく言うセリフだし。
結婚願望のある人や、恋愛の話題が好きな人は、「この集団内に恋愛対象がいるか?」ということを気にする。
恋人がいない場合、そういう質問には、「募集中です♡」か「趣味の方が忙しくて…」のどちらかしか、答えがないように思えて疲れる。職場の場合、「仕事が忙しくて…」は、使えないし。
「○○さんのこと、どう思う?」っていう質問も苦手。その人に失礼な返答にならないように気を遣うし、「気になる」なんて言ったら騒ぎになるだろうし。
恋愛について
私は、LOVEとLIKEの境界が無いのかもしれない。
人を好きになったことはある。でも、それはLOVEだったのかと聞かれると、自信がない。
私にとって、「好き」は、ファン心理に近い。
恋愛も、芸能人への憧れも同じ。ガチ恋*1の逆。
憧れの対象に、性別は関係ない。そういう意味では、バイセクシュアルの傾向がないとも言えない。
LOVEがあるのかさえ、あやしい。でも、いい歳して、「人を好きになるって、どういうこと?」なんて聞いたら、笑われるだろうし。
芸能人、特にアイドルにハマっている時、精神的に楽になれるのは、彼ら・彼女らが「好かれる」のが仕事だからだと思う。
「好き好き」言っても気にしないし、むしろ喜んでくれるだろう。私のことを、「(恋愛対象では)無いな」なんて思わないし。
それに、「仕事」だというのも安心する。こちらも気を遣わなくていい。だから、プライベートには興味がない。
最近、身近な人に好意を抱いた時、どうして苦しいのか分かった。
「答えを出さなくてはいけない」と思うからだ。
交際するためにアピールを行うか、諦めるか。
芸能人や二次元に対してなら、いろいろな「好き」の形が認められているのに。
「ある程度の年齢になったら、結婚して子供を産んで」な世間体と、「誰かいい人いないの?」な親、「彼氏いないの? AさんとBさんとCさんは独身だよ!」な周囲。
身近な人と恋愛・結婚しなくてはいけない、少なくとも考えなければいけない空気。
一方、できれば好きになりたくないと思う私。だけれど、世間体に対抗できるだけのものを持っていない。
このあたりの考えが、グルグルして、疲れるのだ。
婚活して、(恋愛感情抜きの)結婚をすればいいのかな。
親がしつこいから、引かれるの承知で「世間体のために結婚してもいいと思ってる。昔みたいに親同士で決めてくれたらいい。顔合わせの場もいらない」と言ったら、案の定納得してくれなかったし。じゃあどうしろと。
「逃げ恥」が流行ってるけど、契約結婚や友情結婚がメジャーになったらいいのに。
リアルタイムで悩んでいることだから、記事もまとまらないな。
書いたらスッキリするかもと思ったけれど、書き終えた今、更にモヤモヤしている。
*1:芸能人等に本気で恋すること