自分を責めるのではなく、脳の使い方を知ろう――築山節『脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める』
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/04
- メディア: 新書
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脳のしくみと、モチベーションを上げ、ミスを減らす方法を、知ることができる。
まとまった時間ができることなどない
先延ばし人間な私には、耳の痛い話。
「時間ができたらやろう」「そのうち」なんて言ってる間に、期限が迫ってくる。
締め切りは守っているが、「間に合うかな」「なんでいつも早めにできないんだろう」と焦りながらやるのは決して良い気分ではない。
それに、期限があるものなら良いが、自主的にやっていること(または、やろうとしていること)だと、いつまでたっても始められないのだ。
大きな問題こそ、少しずつ進めていくべきなのに。
締め切りを守る性格を生かして、小さな締め切りを作っていこう。
自主的な活動にも(例えばブログ)締め切りを設定しよう。勉強なら、試験の申し込みをしてしまおう。
気になってしかたのないことや、漠然とした不安にどう対処するか
解決しなければいけない問題、やらなければいけない仕事がたくさんあるときに、ただ漠然とそう思っているだけで、分析をしていないために、過剰にネガティブになっている。*1
これも当てはまる。
私は、ネガティヴなのに、現実を見ていないから。
本書では、「気になっていることリスト」をつくるという方法が紹介されていた。
気になっていることを、とにかく書き出してみる。
書き出すことによって、冷静になれる。馬鹿馬鹿しい考えだったと、気付くこともあるかもしれない。
重要度別にし、すぐやれることならば、すぐに取り掛かる。
ただし、何もかも一度にやろうしないこと。「その日の私」に仕事をふる。今日、明日、あさって……と。
脳のアプローチのしかたは毎日変わるそうだ。だから、今日できなくても、明日はできるかもしれない。また、環境を変えれば(立ったり、コーヒーを飲んだり)、思わぬアイディアが浮かぶかもしれない。
記憶力を良くするには?
記憶は入力ではなく、出力をベースとして考えた方がいい。*2
入力はただの入力ですが、出力は常に「出力+再入力」です。出力をベースとして記憶を捉え、その機会を増やそうとしていれば、結果的に再入力の機会も増やすことになります。*3
まとめ直してみたり、人に話してみたり。
ブログでレビューをするのも、 記憶の定着に良いみたいだ。続けよう。
まとめ
脳は、ひとつのことしかできないし、すぐ忘れる。
そういうものなのだ。
「ダメな奴だ」と自分を責めるより、脳の使い方を見直してみよう。