Grizabella

セレンディピティを求めて

自分を責めるのではなく、脳の使い方を知ろう――築山節『脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める』

 

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

 

 

脳のしくみと、モチベーションを上げ、ミスを減らす方法を、知ることができる。

 

まとまった時間ができることなどない

先延ばし人間な私には、耳の痛い話。

「時間ができたらやろう」「そのうち」なんて言ってる間に、期限が迫ってくる。

締め切りは守っているが、「間に合うかな」「なんでいつも早めにできないんだろう」と焦りながらやるのは決して良い気分ではない。

それに、期限があるものなら良いが、自主的にやっていること(または、やろうとしていること)だと、いつまでたっても始められないのだ。

大きな問題こそ、少しずつ進めていくべきなのに。

 

締め切りを守る性格を生かして、小さな締め切りを作っていこう。

自主的な活動にも(例えばブログ)締め切りを設定しよう。勉強なら、試験の申し込みをしてしまおう。

 

気になってしかたのないことや、漠然とした不安にどう対処するか

解決しなければいけない問題、やらなければいけない仕事がたくさんあるときに、ただ漠然とそう思っているだけで、分析をしていないために、過剰にネガティブになっている。*1

 

これも当てはまる。

私は、ネガティヴなのに、現実を見ていないから。

本書では、「気になっていることリスト」をつくるという方法が紹介されていた。

気になっていることを、とにかく書き出してみる。

書き出すことによって、冷静になれる。馬鹿馬鹿しい考えだったと、気付くこともあるかもしれない。

重要度別にし、すぐやれることならば、すぐに取り掛かる。

ただし、何もかも一度にやろうしないこと。「その日の私」に仕事をふる。今日、明日、あさって……と。

脳のアプローチのしかたは毎日変わるそうだ。だから、今日できなくても、明日はできるかもしれない。また、環境を変えれば(立ったり、コーヒーを飲んだり)、思わぬアイディアが浮かぶかもしれない。

 

記憶力を良くするには?

記憶は入力ではなく、出力をベースとして考えた方がいい。*2

 

入力はただの入力ですが、出力は常に「出力+再入力」です。出力をベースとして記憶を捉え、その機会を増やそうとしていれば、結果的に再入力の機会も増やすことになります。*3

 

まとめ直してみたり、人に話してみたり。

ブログでレビューをするのも、 記憶の定着に良いみたいだ。続けよう。

 

まとめ

脳は、ひとつのことしかできないし、すぐ忘れる。

そういうものなのだ。

 

「ダメな奴だ」と自分を責めるより、脳の使い方を見直してみよう。

*1:P.62

*2:P.99

*3:P.101