Grizabella

セレンディピティを求めて

来年の目標

来年の目標、というか、これからの生き方?みたいなのを、ふと思い付いた。

 

ブログについて

このブログは、読み手のことをあまり意識しないで書いてきた。

もちろん、公開してる以上、「人に読まれてもいい」って思ってるし、読みやすいように工夫はしている。

読んでくれたら嬉しい。

でも、「読まれても読まれなくてもいい」と思ってたし、何かを伝えたいという、のもなかった。

 

先日行ったsyrup16gのライブの影響が大きいのかも。

grihal.hatenablog.com

 

syrup16gについて、こう書いた。

巷に溢れる「ポジティブこそ正義」「仲間と愛と希望と」といった音楽と違い、かといって暗いだけではない、ひっそりと寄り添ってくれる音楽に救われた。

 

自分も、そんな存在になりたいと思った。

ポジティブだったり、励ましたりする内容でなくても、自分の心情をありのままに語ることで、読んでくれる人の心に寄り添って、しんどさを軽くしてあげられることもあるのかもしれない。

 

このブログに限らず、ひっそりやっている別ブログや創作活動でも。

別に何かが変わるわけではないのだけれど。自分の中での方向性、というか。

 

ひとことで言うと、五十嵐隆になりたいってことです(笑)

 

生き方

来年の目標というか、これからどう生きていくか。

あと数年で、30になる。

前も書いたけれど、30まで生きるなんて思わなかった。

死にたかったわけじゃない。単に、30になった自分が想像つかなかった。

 

grihal.hatenablog.com

 

27クラブ*1って都市伝説?があるけれど、あれって、若い時は勢いでやって来られたけど、だんだん身体的または精神的に、もたなくなってきた結果なのかなって思う。

反対に、不遇な時代を過ごした後、20代後半になってから活躍し出すタイプもいる。syrup16gもそうだし、Oasisノエル・ギャラガーも。

 

そう思うと、今、自分はターニングポイントに来ているのかなって思った。

別に、目指しているものとかないけれど。

それに、どうしたって、歳は取るのだから、30になったら 「こんなものか」って思うのかもしれない。

でも、「どうやって生きていこう」、という悩みと焦りは消えない。

 

ぬるいままで

再び、syrup16gの話になるのだけれど、バンド名には「ぬるいままで好きな音楽を好きなだけやろう」という思いが込められている。

このエピソードは前から知っていたし、五十嵐さんもよく語っているのだけれど、今までは、気にも留めていなかった。

でも、ライブ後のsyrup16gロスから、彼らのさまざまな情報を集めていく中で、改めてこの言葉に触れて、見方が変わった。

 

「この言葉いいな」「今後の目標にしよう」って思った。

自分で言うのもなんだけれど、元来真面目な性格。

周囲からは、好き勝手に生きているように見えているかもしれないけれど。自覚している以上に、迷惑もかけているだろうし。

 

出来ないこと、やりたくないことって、人それぞれあると思うけど、普通の人なら、向いてないことはやらないのだろう。

一方、自分は、向いてないし、やりたくもないことでも、「やらなくてはいけない」と思って、無理にやってた。誰のためにもならないのにね。

要領良くこなすか、要領良く逃げるか。これが、集団でうまくやっていく秘訣なんだろうけれど、それができなくて、嫌われてきた。

要領悪いし、コミュ力ないし、特技もないし、おまけに自信もない。だから、真面目じゃないのに、「真面目さ」をウリにしてた。それが一番リスキーだとも知らずに。

まぁ、だからって、低スペックなくせに、要領良い人のマネしたら、マジでただのクズなんだけどね。

でも、向いてないし、やりたくないことを、労力かけて、時間をかけてやってみても、大したものもできなくて。浮いていく一方で。そこまでやる・やってやる必要あったのかな?って。

 

なんか「来年の目標・これからの生き方」なんていう、テーマの割に、暗くなってきたな。

話を戻すと、今まで「~しなきゃ」っていう考えに囚われてきた。

「頑張らなきゃ」とか「ハッキリさせなきゃ」とか。

でも、「ぬるいままで」という言葉の意味に気付いて、「答えなんて出さなくていいんだ」って思えた。

 

普通は、30前になったら、「責任感を持つ」とか「先延ばししない」とか、そういう目標を立てるのかもしれない。

自分も、「30=大人」っていうイメージがあったし、「いい加減しっかりしなきゃ」という意識もあった。

けれど、実際は、30がどんどん近付いてきても、そう簡単には変われないわけで。

これから自分の人生が大きく変化することってないと思うんだ。結婚する気もないし。

自分一人なら、何とか生きられそうだし、穏やかに、でも好きなようにやればいいんじゃないかって思った。

 

またまた、syrup16gの話になるんだけど。

昔の五十嵐さん、今の五十嵐さん、そしてライブでの生の五十嵐さんが、全く変わらなかったというのもあるかな。

中畑さんが五十嵐さんのことを、「非常に正直な人」と評していたのだけれど、その通りだと思う。時を経て変わっていった部分もあるだろうし、それはそれでいいのだけれど。

なんだろう……常に心を見せてくれている感じ。

環境や心情にはいろいろとあったのかもしれないけれど、「ああいう年の取り方ならいいな」って思った。

 

最後に

この記事、年始に「今年の抱負」って感じでバーンと公開しようかなとも思ったんだけど、自分の中でズレができるのは嫌で。推敲も終わっちゃったし。

いつにも増して、曖昧な表現が多いなぁ。

自分の素の部分を出そうとするほど、断言できなくなっていく。

*1:著名なロックスターに27歳で亡くなった人が多いことから。27クラブ - Wikipedia