Grizabella

セレンディピティを求めて

私ってまぶしがり屋?  PCメガネを使い始めて気付いたこと

PCメガネ購入のきっかけ

前回PCメガネの記事を書いた。

私がPCメガネに興味を持ったのは、発達障害を扱ったエッセイを読んだからだ。

 

 

 

作者・くらげさんの彼女のあおさんは、発達障害を持っている。

発達障害を持つ人は、感覚が過敏であることが多く、あおさんは、まぶしさへの対策として、PCメガネをかけている。

 

この記事でも書いたように、私は未診断だが、発達障害向けのライフハックは積極的に実践するようにしている。

 

ただ、今まできっかけがなかった。

私にとって数千円は大きな買い物だし*1、効果があるか分からない、何より「視力は落ちていないし、今使っているメガネも壊れていないのに、新しいのを買うの?」という気持ちが強かったのだ。

 

しかし、状況が変わった。

前回の記事でも書いたように、「パソコンの画面が見づらい、目が疲れやすい」と感じるようになったのだ。

これは、環境の変化もある。私は大学を卒業し、事務系の仕事をしている。

オフィスの蛍光灯に照らされながら、就業時間のほとんどをパソコンの前で過ごし、書類を読むことも多い。

データのチェックや入力作業は少ないので酷使という程ではないが、目の疲れを感じることが増えた。学生時代のように、自分のペースで進めることもできない。

そんなわけで、PCメガネの購入に踏み切った。

 

気付いたこと

前置きが長くなってしまったが、PCメガネをかけるようになって、自分が光に過敏なのかもしれないと思うようになった。

かけているとラクだし、外すとまぶしい。

明るさが急に変わったために、目が慣れていないだけなのかと思ったが、PCメガネをかけていない日でも、まぶしいと感じることが増えた。

例えば、パソコンの画面、印刷物の反射、日光。

 

それまでは自覚がなかったのだ。

実はPCメガネ購入の動機には、「視力が大幅に低下したと感じたから」というのもあったのだが、計ってみると、ほとんど変わっていなかった。

片目の度数が一つ上がった。しかし、「上げた方が見やすいですが、上げなくても日常生活には問題ないですし、メガネをかけている間、疲れを感じるかもしれませんが、どうしますか?」ときかれた(以前の度数だと、細かい部分が見づらく不便に感じたから、上げてもらった)。

そのくらい、変わっていなかった。

 

思い返せば、これまでも、学習机の蛍光灯を点けなかったり、デジタル機器の画面をデフォルトより暗く設定し直したり……見やすいように調整していた。

 

光に過敏になったというより、もともと過敏だったのが、環境の変化によって、見づらさや疲れをより強く感じるようになったのだろう。

*1:ただし、数百円~千円のものを複数購入して、合計が数千円になってしまうのは気にならない、ずさんな金銭感覚